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かすかに後ろからは大量の人の声が聞こえる…
恐らく先程の兵隊達であろう
追い詰められていくカイト
だが吐息を立てながら笑みを浮かべキースに不信感を抱かせた
「…何がおかしいんだ!」
「てめえは…誘い込まれたんだよ…」
にやっと笑ったその瞬間、
キースの足場が崩れ下に落下していった
「なっ!
カイト!まさか罠を!」
口元をゆるませキースを上目線で見るカイト
「逃げる算段はできてたんでな!」
だがキースは崩れる足場に乗り風を周りに発すると飛んできた
「なっ!」
驚愕するカイトを尻目に帰還したキース
どでかい穴が開いた部屋の中で風が吹き荒れる
カイトは本当に絶望を感じた
だがまだ手はあった
(あれを…使うか…)
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