入学式は生徒より校長が大変だと思う。

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と、俺達は学園に入り、入学式が始まるであろう大きな講堂に行った。 そしておそらく一年生が座るべき所に座った。 「これって何か順番あるか?」 「無いと思いますよ?クラスは未発表ですし。」 「クラス、ね。ソフィアはきっとSなんだろうな。」 クラスはSからEまである。 Eクラスから成績順で、Sクラスは魔法的か学力的に最高レベルの者しか入れない。 「分かりませんけど、とにかく同じクラスだといいですね。」 と、ソフィアは楽しみだと顔で表現した。 「そうだな。」 「オレも同感だな。」 と、さっきまで空席だった隣の席からいきなり声をかけられた。 赤い髪のそいつは… 「あれ?ルイじゃないですか?久しぶりですね。」 ルイだ。 「ソフィアひさしぶり。後カエデもな。」 と、言うとソフィアが驚いたように言った。 「ルイ?カエデさんと知り合いだったんですか?」 「試験の時に同じ闘技場でな。なっカエデ。やっぱりオマエも受かってたか。三年間よろしくな。」 「…一応聞くが、よろしくじゃなく“三年間”よろしくなんだ?」 「一応って事はもう予測できてんじゃねーのか?取りあえずオレはきっとSクラス。ソフィアもS、オマエもS。同じクラスだから三年間、だろ。」 「その自信は一体どこから来るんだ?」 「いえ。しっかりとカエデさんのことを理解してると思います。魔法の能力は大体が遺伝で実力が決まります。あまり言いたくないですが……私はもちろん、このルイも腐っても七大貴族なんでおそらくSクラス確実ですよ。」 腐ってもって…… 「でも、二人はSクラスかもしれないけど俺は分からないぞ?」 「いや。オマエの実力は学年でも……いや…国内でもトップクラスだ。そんなオマエがSクラスじゃなかったら帝とかを除いて誰もSクラスに入れないだろ。」 自分はそんなお前より上だと言いたいのか?帝を除くだし。 「国内トップは言いすぎだろ。」 「あってると思いますけどね。」 「上には上がいて、一番上だと思っていたらさらに上がいるものだろ。」 と、俺はルイを見ずに言った。 「……そうだな。帝が一番上だと思っていたらその上の『白炎の創世者』なんてXランクが出来ちまったしな。どこまで上があるんだ。」 「それなら、倒せばいい。そいつ倒して上になればさらに上が見える。どんどん上を倒していけばさらに上が見える。」 「ぷははっ!面白い発想だ!帝の上だぞ?そいつを倒して上を見るなんてっ!ぷはっ!はははは!!」
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