DOLLING（仮）

好色家アルバルーチェの前口上

さてさて、ようこそお集まりいただきました。親愛なる我が友たちよ。暗く深い森の奥、ひとたび道を外れれば二度と生きて帰ることの叶わぬ樹海のさらにその奥、この古びた館へ、よくぞ、よくぞお集まりいただきました。

今宵お集まりいただいたのは他でもない、私どもの新たな発明品を是非ともお目にかけようと思ってのことにございます。前置きはいいから早く見せろなど無粋なことは仰られずに、まずはお聞き願いたい。