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「酷い…………」
どうしたのかわからないが、裕之はさらに落ち込んでいた。
やっぱり裕之はキモイ、もはや言葉に表せないほどである。
「砦人声に出てる」
「マジか」
やっぱり本音はどんなに隠そうとしても声に出てしまう。
まあ裕之の悪口は止める気がないだけなんだが。
「砦人、もうこれ以上言うと裕之が立ち直れなくなるよ」
「だな」
そんな馬鹿げた会話しながら朝食を食べ終え、今日は帰る日だったので荷物を持ち受付でお金を払い、車に乗り旅館を出た。
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