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そんな清香を横目に、翔は和真に驚いた顔を見せた。
「暑いのに毎日かよ。ご苦労な事だな」
「羨ましいなら、翔も一緒に走るか?」
和真の返しに、翔は腕組し難しい顔で口を開く。
「残念だけど、それは出来ねえ。今まで黙ってたんだけど…実は俺、心臓に欠…」
「翔、お前の心臓に毛が生えてるのは知ってるよ」
「あぁー、てめ何言ってんだ」
和真が慰めるように翔の肩に手を置くと、清香が真剣な顔で口を挟む。
「あれ?頭にカビじゃなかった?」
「そうだったか?いや、翔だからどっちもあるかもな」
「お前ら、よく俺にそんな失礼な事言えるよな」
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