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「どう言う事だ？」
「翔だって、もう気付いてるんでしょ」
清香はｼｬｰﾍﾟﾝをﾉｰﾄの上に置き、真っ直ぐ翔を見る。真剣な清香に、翔も身体を起こし向き合った。
「何を？」
惚けた口調の翔に、清香は悲し気に笑う。
「私達、いつ終わってたんだろうね」
「…清香」
驚く翔を見ながら、清香は続けた。
「ずっと、翔と和真は似てるんだと思ってた。けど、本当に似てたのは私と翔よね」
「俺と清香の何処が似てんだ？」
可笑しそうに聞く翔に、清香は真剣な態度を崩さない。
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