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この世には、一番神に近いと言われる 人間がいた。 …それはアンドロギュヌス、すなわち両性具有者である。 男性の性器と、女性の性器、そしてふくよかな乳房を持ち、その声は、ある時は女声、ある時は男声を操れる。 男神、女神と区別される以外の神は、すべてこの両性具有、もしくはそのどちらも持たない。 日本で崇められている神様の殆どは、アンドロギュヌスらしい。 私にとって彼…いや、彼女か?その人は、間違えて人間界に降り立った神様だと思っている。ずっと、これからも。
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