サバイバル訓練

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そう言った子達は、長生きできないで早死にするし。5歳未満で死んでしまうからね? 俺が、はあ・・・・・っと、大きな溜息をついていると、貴族の生徒が怒鳴る。 「おい!さっさと出せ!俺たちは腹が減ってるんだ!さっさと食って安全な場所を探すんだ!」 「そうだ!文句が有るなら、お前が処理して調理して俺たちに出せ!そしたら、肉を少しだけ分けてやっても良いぞ!」 「おー!そうだな!それが良い!どうせ、お前にはこんな大物仕留められないだろ!俺たちが魔法で弱らせてやったから、倒せたんだからな!お前の力なんかじゃないからな!勘違いするな!さあ!さっさと言われた事をやれ!」 もうね。呆れた。俺は、少し離れて足で地面を叩く。その動作で、足元に大きな穴を作るとボックスから大量の血と内臓を穴に流し込んで埋めた。 それを済ませてから、地面にさっきの魔物をそのまま出した。勿論、血と内臓は処理を済ませてるけどね。 「これで文句は無いでしょう?後は自分でやりなさい。僕は貴方達の面倒を見る気は有りませんから」 これで、少しはマシだろ?まあ、後は知らない。どうなるかはこいつらの運だな。 俺はそう言ってそのまま木の上に飛び上がって木を伝って移動する。下で、騒いでたけど知らん。
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