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どうせ、適当に切って焼くだけなんだろうしね。他にいろんな食材をバランス良くなんて知識は無いだろうし。
俺は移動しながら、食料を集めて元の洞窟に戻った。そして、その日は、そのままその洞窟で眠った。
アリスは、彼奴のベッドで。俺はソファで。彼奴は、魔物の姿に変化して洞窟で。時々はそうして眠って匂いをつけているらしい。そうしなきゃ、他の魔物が入って来る事も有るんだと。まあ、そうだよな。当然か。こんな森の中じゃあなあ。
翌日からは、アリスは肩にカレンを乗せて食料を探しに出た。何もしない訳にはいかないからな。
本当ならば、こんな危険な森などでサバイバルなど、アリスにはさせたく無いけど、この世界では危険が多いから・・・・それに、アリスはフレイムだ。
強くなくてはならないってのは、貴族の常識だしね。貴族は強く平民を守れなければってのが、我がフレイムの家訓のようなもんだしね。祖父は、ちょっと違ったようだけ。
自分の子どもに魔人王を作り出して、自分に絶対に従うように躾をして、世界を手に入れるんだって思ってたようだね。ルカが言ってた。
命を作って従えて・・・・・悲しいなぁ。なんでそんな事を思い始めたんだろうな。
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