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「あ!そっか。そうだよな!うん。俺は、ケイト。ケイト・クリストファーって言うんだ」
そう言った彼の名前に聞き覚えがあって、俺は首を傾げてちょっと考えた。
「ん?クリストファーって・・・・ああ!クリストファー商会!あの、努力家で商才豊かで勤勉な彼の息子ですか!そういえば、そんな事を言ってましたね!一番下の息子が魔法学園に入ったと!」
思わず俺が言うと、彼、ケイトは俺に言った。
「え?もしかして、親父?知ってるのか?なんで?親父は、半分引退してるから殆ど兄貴が主導権を握ってるし、親父の取引先は特殊だって、聞いてるぞ?どうなってんだ?」
その言葉に思い出した。そう言えば、彼はそんな事を言ってたなってね。俺が依頼で行った場所近くで野営しててさ、お邪魔したんだよね。
だってさ、珍しい魔物の処理を、ちょっと違えてて肉に当たって苦しんでたからね。カレンがバッカじゃないの!って呆れてたっけ。
んで、助けて彼が色んな素材を持ってるって言うんで少し見せて貰って、売って貰ったんだ。状態の良いものだったからね。逆に俺も素材を買って貰ったし。
同じものが沢山あっても、困るしね。凄く喜んで貰ったから良かったのかな。
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