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まあ、それが縁でギルド経由で俺の買い物をして貰ってる。凄く助かってるんだよな。
ああ。そっか。俺の依頼を主に彼・・・・・・ケイトの親父がしてるってことは、その事は親父さんは子どもに話しててもおかしくはないか。
まあ、俺の正体は極秘って事になってるからな。吹聴は、してないようだし。信頼できる人は必要だもんな。
「おい!答えろよ!なんで、知ってるんだ!お前、まさかギルドの関係者って噂は!」
そう言ったケイトに、俺は笑い出していた。
「ふふふふ・・・・・。そうですか。貴方が、彼の息子さんだったんですね。彼には結構助けて貰ってるんですよねー。貴方の心も分かりましたし・・・・。まあ、合格ですかね?ルカ?」
俺がそう言うと、肩に居たルカは俺に嬉しそうに身体を摺り寄せる。
「お、おい!どう言う事だよ!教えろって!」
そう怒鳴るケイトを制して、俺は言った。
「まあ。取り敢えずそこで焼けてる肉。そろそろ火から外さないと焦げますよ?」
俺の言葉に、慌てて肉を火から離すケイト。
「うわあっっちいいいい!早く言えよな!くっそおお!!!!」
そう言って肉を慌てて火から離して近くに用意してあった葉の上に置くと、両手にふうふうと、息を吹きかけて冷ますようにする。
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