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「ば、万能薬って!何そんな高価な物持ってんだよ!え?なんで!」
あらま。驚いたあまりに普通に喋ってる。
「ま。気にしないで良いですよ。これは、家が持たせた訳じゃなくて、自分で稼いで買った物ですし」
本当は、材料を集めて自分で作ったんだけど、それは言えないよな。
「いや、これって凄い高価だよな?そんなもん簡単に稼いで買ったって、お前!どうなってんだよ!」
俺は、興奮するケイトに落ち着くようにと言い聞かせてとにかく飲むように言ってから、枝の先の方に移動して言った。
「此処なら安全ですから、今夜は此処でそのままそこで寝ると良いと思いますよ。君の荷物は纏めて袋に入れて横にぶら下げています。僕はちょっと、自分の食事をして来ますね」
そうなんだよね。ケイトが意識を失ってたから、木の実を齧っただけなんだ。ちょっと、物足りないよな。で、ケイトはもう今夜は心配なさそうだし。狩をしてこようかなってね。
で、俺はそのまま飛び降りて、地面を走った。すぐ近くに獲物が居るのを探知したからね。
普通に狩って、水で洗って処理をして、離れた場所で焼いて調理した。野草も入れてスープも作ったし。この森・・・いや、島か。此処は自然が豊富だね。
普段は人が居ないからだろうね。
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