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「ふん!フレイムとは関係無いって噂のお前が持てるんだ!本物のわけないじゃんか!だったら、寄越せよ!俺が使ってやるよ!」
まあ、高価な宝石や魔石で装飾された短剣ですし。高価なものには当然見えるでしょうね。高く売れると踏んだかな?
「全く。追い剥ぎにでもなったのですか?貴女達は。人の物を奪おうなんて」
俺が言うと、ユウキが言った。
「だ、だって、君が彼女のナイフを燃やしちゃうからいけないんでしょ?ちゃんと弁償して謝らないと」
そう言って俺をみるユウキの様子に、彼女達は見惚れてる。
「僕はナイフで攻撃されたから、防ぐ為に燃やしたんですが?それについては?」
俺の言葉に、不満そうに俺を睨んでユウキは言った。
「だ、だって、それは、魔物と間違えてしまっただけでしょ?学園の生徒だったのならば、死ぬことは無いし学園で治療して貰えるじゃ無いか!身を守る為に、仕方なかったんだ!それに、君は刺されて無いし!第一、燃やしてしまった事を君は謝ってない!
そうでしょ!彼女に謝るのが先だ!彼女の大事にしてるナイフを二本も君は燃やしたんだ!謝るべきだよ!」
俺は溜息をついて言った。
「僕がナイフで殺されそうになった事についての謝罪は?」
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