サバイバル訓練

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俺がそう言うと、俺を睨みつけるユウキ。 「殺されそうになった?ひどい事を言わないで!実際何も起こって無いじゃ無いか!君は自分が彼女にひどい事をしたことは謝罪しないつもりなのか?なんて事をするんだ! ちゃんと謝罪をするんだ!男として当然のことだよ!勝手に彼女の物を壊したんだ!謝罪して弁償するのは当たり前じゃ無いか!」 人の話を聞いてるようで彼は、全く聞いていない。全てが捻じ曲がってしまって居る。どうしてこんな解釈になるのか・・・・・。 「全く。話になりませんね。どうしてそうした解釈になるのか理解出来ませんよ。僕としては、先ずは人を殺しかねない行為をする彼女に謝罪を要求しますね。それが行われない限り、僕は貴方達との会話を拒否します。無駄ですから」 「な!酷い!なんて酷い事を言うんだ!何もしていない彼女に謝罪なんてあり得ない!彼女の物を破壊した君の方が謝罪するべきじゃ無いか!自分のことを棚に上げて彼女を悪く言うなんて!彼女には君に謝る事など何も無いんだぞ!なのに、謝罪ってなんだ! 僕は、君を許さない!彼女を嘘の発言で謝罪させようなんて!許されない!」 そう言って何とユウキは、俺の方に向かって魔法を放った。
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