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うんうん。ケイトは中々鋭いね。ザックに似たところがあるかな。中々有能になりそうだよね。鍛えると面白いかな。
そう思った時、ビクン!っと体を震わせるケイト。
「え?なんだ?急に悪寒が・・・・・」
そう言って周囲を見回すケイトに思わず笑っていた。だって、反応がザックと全く一緒だったから。
そう思った時、突然横の茂みが大きく揺れてそこから人影が姿を現した。瞬時に警戒するのはケイト。俺?俺は誰が来るか分かってるから警戒はしない。
「よう!まったく、突然姿を現したからびびっちまったぜ。今の転移か?」
そう言ったのはザック。
「誰とも合流はして居なかったのですか?」
俺が普通に問い掛けたから、ザックが呆れたように言った。
「何だよ。驚きもしねえって事は俺が隠れてたの気づいてたんだ。ちえ!つまんねえの。ちったあ驚いてくれるかなって、思ったんだけどな」
そう言いながらも楽しそうに笑うザックに、ケイトは警戒を解いて居た。
「ん?あれ?お前は確か・・・」
ケイトは苦笑して言った。
「僕は、ケイト・クリストファーっと言います。宜しくです。ザック殿」
ケイトの言葉に、嫌そうにザックは言った。
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