サバイバル訓練

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「敬称要らないぞ?同じ学園の生徒だろ?ああ。そっか。ケイトか。凄いな。やっぱ無事だったんだ。お前は、ギルドで頑張ってるって噂だったからなあ。 サバイバルなんて、慣れてんだろ?すげえな」 感心した様子で言うザックに、驚いた表情をするケイト。 「え?貴方は・・・・・・・僕を・・・馬鹿にしないんですか?」 ケイトの言葉に不機嫌な表情をするザック。 「はあ?何で、そんな事をするんだよ!お前を魔力が少ないってだけで馬鹿にしてる連中と一緒にすんな。あんなちゃんと物を見てない奴と同じとは思わないでくれ」 そう言って嫌そうに手をヒラヒラとさせるザック。俺は、笑みを浮かべて居た。 うん。やっぱり気に入った。引き込もうかな。二人。 そう思った時、二人は同時に俺の方に振り向いた。驚愕の表情で。その様子に俺は、思わず吹き出して居た。 「ぷ・・・・・・はははははははは・・・・・・」 笑いだした俺に、キョトンっとする二人は、無言で顔を見合わせて居た。 俺は、笑いながら言った。 「はははは・・・・・。ほんと。二人とも凄く良い勘をしてます。このサバイバルが終わったら、大事な話をしたいのですが、時間を空けておいて貰えますか?」
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