サバイバル訓練

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最後は、何人もの魔法使いや騎士や戦士達が命と引き換えに闘い封印したと記されて居る。 その、当時の生き残りが今の王家に繋がるとも言われてるんだ。 俺が足を早めて移動すると、二人もついてきた。 「危険ですよ?」 そう言った俺に引き攣るように笑みを浮かべてザックは言った。 「危険なのはお前も一緒だ。あいつは、本当に話を聞かなからな。一人で言うよりも三人ならなんとかなるかもだろ?それに、お前一人だけ危険な目に合わせる訳にはいかないだろ。体力はそんなに無えんだろうし、無理すんなよ」 ああ。忘れてた。病弱設定。さて。どうしよう。まあ・・・・・この二人は引き込む予定だし。なんとかなるかな。 そんな事を思ってると、あいつの姿が見えた。 どうやら、入り口の結界に阻まれてるらしい。あの面倒な武器を取り出して構えようとしてる。 「おい!止まれ!」 大きな声をザックが上げた。それに驚いて振り返ってこちらを見るあいつ・・・・ユウキ。 そして、直ぐに俺をみつけた。 「あ!お前は!」 そう言って直ぐに、俺に向かって走って魔武器を振り上げるユウキ。俺は勿論、魔武器を出して受け止めた。ザック達は驚きの表情をしてる。
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