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「ふふふふ・・・・。あの二人入れるんだー。そーでしょー?楽しみだねー?鍛えがいがありそーだよー?」
そう言ったルカにニヤリっと、俺は笑った。
「だよな。面白そうだと思うんだ。ま、今はこっちかな・・・」
そう言って、一瞬で俺はローブを羽織る。銀色に輝くローブ。これは俺にだけ許された特権。
俺は、周囲を確認すると魔力の封印を一部外す。
それと同時に渦巻く魔力。直ぐに中に収めたが。フードの隙間から見える俺の髪は真っ赤になって居る。何故か魔力を強く纏うと髪が赤くなるんだよな。
本来は俺の髪はそうだったんだろうけどさ。俺は地下へと意識を伸ばす。
「これは、あまり持ちそうに無いな。やっぱ・・・・・ダメか?」
「そうだねー。もうねー元の意識は無いよー。破壊する事ー壊す事しか頭に残って無いからさー。助けてあげようかー?その方がー彼の為にもなるしー」
その言葉に、俺は呼吸を整えて覚悟を決める。
「そっか。分かった」
俺は魔武器を出して構えると、先ずは邪魔な結界を破壊しようとした。すると、それと同時に此処に転移して来た人物がいた。
「だあーーーーーーー!!!!待った!待った!何、即破壊しようとしてるんっすかー!」
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