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学園としても、状況の把握は必要だって事なんだろうね。まあ、普通は倒せるとは思わない・・・・・いや・・・・倒せるはずもないんだけどね。
俺は、或る方法を試してみようと思ってる。もしかしたら、正気を取り戻せるかもしれないから。
ルカは無理だって言ってるけどね。無駄かもしれないけど無駄ではないかもしれない。
俺は、一縷の望みを掛けて全身に或る属性の魔力を流す。一斉に俺の身体が湧き立つような感覚に襲われる。
全身が光に包まれると同時にルカが俺のローブを回収する。俺は全身の痛みに声を上げる。けれど、それは人の声じゃなかった。
そう・・・・・・・俺は、強い龍属性の魔力を全身に流し込んだんだ。ルカとの契約で俺に増えたのは、或る属性。それは神属性。
神のみが持つとされる属性。それはありとあらゆる全ての属性が含まれる属性なんだ。
だから、俺は、今・・・・・・・一気に身体が膨れ上がり黄金色に輝く龍へと変化していた。
もう、顎が外れんばかりに唖然っとしてる雷帝。
「ええええええ?????神帝って、龍人だったのかー???」
まあ、そう思っても仕方ないか。すると、ルカが笑いながら言った。
「違うよー?マスターはねー人間だよー。ただねー属性が特殊なのー。今はー龍になってー説得できるか試すんだってー。少しはー人間が話すよりはー落ち着いてくれるかなーってねー?」
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