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俺がそう言った途端激しく首を振って、俺の言葉を否定する其奴。
「煩い!煩い!煩い!!!!僕は、絶対にお前に騙されないし乗せられたりなんかしない!騙されるもんか!僕は、絶対に間違ってない!
全部、お前が悪いんだ!お前の嘘に騙されてる皆を、僕が皆を救うんだ!」
そう怒鳴りつける其奴には呆れたと言った思いしかない。何故こう言った考えになるのか理解出来ない。
その時に漸く其奴の取り巻きが追いついて来た。
「ユーキ様!こんな所にいらしたのですか!次の授業に間に合わなくなりますよ!」
「そうだよ!こんな奴らに構う必要なんかねえだろ!さっさといくぜ!」
「そうよ・・・・・・行こう?」
そう言って、其奴を移動させようとする彼女たちだったが、それを遮るように其奴は言った。
「待ってよ!皆!せっかく彼等に会えたんだ!この間のことを、皆に謝罪して貰おうよ!ね?彼のせいで、僕達は減点されてしまったんだよ?全部、彼が悪いんだもの。謝罪してもらうのは当然だよ?」
そう言って彼女たちに微笑んで言った後、其奴は俺に向かって言った。
「君はまだ、彼女達に謝罪をして居ないでしょ!謝って!君のせいで、僕達は先生に怒られたんだ!君が居なければ、邪魔をしなければきっと全部上手く言ってたんだ!
この国の皆に感謝されて居たんだ!絶対に上手くいってたんだから!僕にしか出来ないはずだったのに!君が邪魔をしたんだ!」
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