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そう言って肩をすくめたのはザック。俺も、溜息をついて言った。
「全く、何をどう見たらこれが危険だって事になるんですかねえ・・・・・」
そう言って、ケイトに渡してある指輪を見る。ケイトも頷いて言った。
「本当だよなあ。まだ、不安定でちょっと油断すると暴走しそうになるから、この指輪の魔道具で、俺は助かってんのにさあ。危険だって・・・・どう言う考えなんだろうな」
ケイトの言葉に、ザックは頷いて言った。
「あいつ・・・・・・魔力が増える訳がないって言ってたじゃん?だから、ケイトが説明した封印についても全く信じてないんじゃね?」
「ああ。そう言うことか・・・・・。だから、異常だって事か?全くもって面倒だな」
ザックの言葉に、うんうんと頷きながら言うケイトにザックも頷く。
「そうなんだよなあ。あいつもさあ、もう少し周囲の話を聞いてくれるようになれば、少しはマシなんだろうけど、あれじゃあどうしようもないな。会話にならない」
俺も頷いて言った。
「そうですね。あれでは・・・・・私にもどうすれば良いか判断しかねます」
そう俺が言った時、先生が来て全員集まるように言った。
俺達は急いで集合して、先生の話を聞いた。
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