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「え?えと・・・・それは・・・迷って・・・あ!お前!話の途中で僕達を騙して置いていったな!おかげで、遅くなったじゃないか!
お前があんな事をしないで、ちゃんと謝罪して話をしてくれれば、僕達は遅刻をしなかったんだ!何故、そんな卑怯な事をするんだ!」
え?遅れたのは、俺のせいな訳?はあ?もう、意味が分からん。
「はあ?何を言ってるんだ!お前は、こいつはお前よりもずっと早くに、時間通りに此処に来て授業に参加してるんだ!お前のように遅れてなどいない!」
そう言った先生に、其奴は俺を指差して怒鳴る。
「こいつは、転移が出来るから、僕達を騙して遅れるように仕向けたんです!僕達はこいつに騙されただけです!」
その言葉に、唖然っとする。騙された?何を言い出してるんだ?こいつは?
先生は俺を振り返って言った。
「本当の事か?」
俺は、ふう・・・・・っと息を吐いて言った。
「とんでもない。私達は、中庭の東屋で昼食後此処に向かってる途中で、彼に絡まれました。永遠に話が終わりそうに無かったので時間に間に合うようにカレンに転移をして貰いました」
「と、言ってるが?」
先生が、そう言って其奴に振り返ると其奴は、怒りに満ちた表情で怒鳴る。
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