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其奴の狂気染みた言動に周囲の生徒達は、完全に引いて居た。そして、少しの沈黙の後、咳払いをして先生が言った。
「参ったな。こいつの依存度はおかしいな。おい。マーク。お前、結構な実力持ってるだろ?暫く、その魔武器を預かれるか?
切り離した方が良さそうだからなあ・・・・・・・・・・・」
頭を掻きながら言う先生に頷いて言った。
「そうですね。私の方でも、少しばかり伝があるので調査しても良いですか?少し気になりまして・・・・・・」
そう言うと、難しい表情で俺を見て先生は言った。
「伝って・・・・・・・フレイム家の関係か?」
「いえ・・・・・ギルドの方です」
俺の言葉に考えるようにしてから、先生は言った。
「危険は無いんだな?」
「有りませんよ。そんな無茶はしません」
俺がそう言うと、少し悩む様子を見せた後、先生は頷いて言った。
「分かった。任せる」
俺は頭を下げて言った。
「ありがとうございます」
俺がそう言ったと同時に絡んできたのはやはり、取り巻き達だった。
「な、何を勝手に決めていらっしゃいますの?!第一、その武器はユーキ様の物では有りませんの?!勝手に取り上げてしまうなんて、あんまりですわ!」
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