ダグロスと学園の生徒達

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ルカが慌てまくって天使達に指示を飛ばしているのが聞こえる。 事実の確認と、今後の対策を考えないといけないからね。いくら、世界に干渉は基本出来ないって言ったって、これは無い。 こんな事、二度とさせちゃいけないんだ。 これは・・・・・俺自身も動いた方が良いかもしれない。ダグロスにも手伝わせよう。カレンには何時ものように、アリスの警護を任せよう。 そう思って、チラリっとカレンを見れば頷いてくれた。さすがだね。俺は、先生の方を見て言った。 「すみません。体調がすぐれませんので、早退します」 俺の言葉に、先生は言った。 「うーん。分かった。あまり顔色が良く無いからな。まさか、魔武器を預かって貰ったせいでは無いな?」 「それは、関係ありません」 「そうか。分かった。気をつけて帰れ。無理はするな」 俺は頷いて、踵を返すとザック達に頭を下げて闘技場を後にした。益々ギャンギャンと騒ぐ取り巻き達を完全に無視して。 俺は、闘技場の外で魔力を抑え込んで痕跡を残さないようにして、転移した。ギルドの俺の部屋に。直ぐに、ダグロスを呼び寄せる。 ダグロスも、転移で現れた。 「どうしたのだ?急に」
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