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だが、それと同時に意識を失うように倒れてしまった。目が覚めた時は、今迄とは全く異なる気分で爽快に目覚めると思うのだが。
だが、二人が倒れた事で、益々我が掛けているのが、浄化では無いと勝手に思い込んでしまったようだな。
懸命に、攻撃を仕掛けて来ているが、所詮は学生レベル・・・・・しかも、訓練も真面にして居ないであろう、荒々しい状態の魔法では、我に梅雨程のダメージを与える事も出来ないであろうな。
我は、息を吐いて言った。
「お前達は何をしているのだ?浄化魔法を見た事が無いのか?」
普通は、汚れ落としなどに、利用出来る魔法で、人間の殆どが属性に関係無く使用出来たはずだ。
勿論、強い魔物を倒す時には属性が重要だが、普通にする時は、無属性でも掛けられるくらい身近な魔法だと、主の知識には有ったのだが、違うのか?
我がそう思い返して居ると、王女と思しき塊が怒鳴る。
「浄化魔法くらい、知っていますわ!でも、貴方のは違いますわ!どう見ても攻撃魔法ですわ!現に私達の仲間が気を失って倒れてしまって居るではありませんの!
浄化魔法なんかでそんな風にはなりませんわ!違いますの!」
王女の言葉に、思わず溜息が出る。
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