ダグロスと学園の生徒達

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拘束したは良いが、このまま放置というけど訳にはいかないから、少し考えてから我は転移した。 学園長室に。 「うわ?!」 いきなりだったから、学園長が驚きの声を上げた。そして、我の顔を見てはあ・・・・・っと溜息をついて言った。 「お前か。何の用じゃ。いきなりとはの。驚いたのじゃ」 そう言った学園長に我は、簡潔に事の次第を説明した。すると、学園長は溜息まじりに言った。 「また。厄介な事を持ち込んだの。成る程の。分かったのじゃ。戻るまで預かって置こうかの。此奴らよりも彼奴の方が、より強い闇を宿しておるじゃろうからのう。 彼奴の事を浄化するのが先決かのう・・・・・じゃが、何よりも厄介じゃろうと思われるからのう・・・困ったもんじゃのう・・・・・・」 その言葉に、顔を引き攣らせる我の様子に、苦笑する学園長。 「ふむ。存じておるようじゃのう。彼奴の厄介さは。まあ。この子達はわしが預かって置こうかの。意識は失わせておるようじゃし。 それで、お前さんはこれからどうするのじゃ?」 学園長の言葉に、我は息を吐いて言った。 「主から頼まれた事を達成するまでだな。範囲が広いから面倒だが・・・・・」
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