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そう言った我に頷いて学園長は言った。
「そうかの。では、頼んだのじゃ」
我は頷いて、そのまま転移した。学園の中はほぼ浄化を終えてるから、後は建物の中と例の問題の人物に近くの王都か。
街の中も結構な場所を彷徨うように移動してるようで、かなりの場所が澱んでる。
学園長に預けた学生ほどでは無いが・・・・彼奴のクラスなどはかなりのものだな。
主と同じクラスで無くて、本当に良かった。あれは面倒だな。さてと。
そんな事を考えながら我は、今度は校舎の中を移動する。生徒達は、既に殆どが下校してるようで、中には生徒はあまり居ない。
目立たぬように姿を少し変化させて若く見せるようにして、主の予備の制服を拝借してる。
故に、普通に学生に見えるはずだ。
何度か関係ない学生とすれ違ったが何も言われなかった。我は、人を探すそぶりで教室を覗いたりしながら移動する。
そうしつつ、澱んだ場所の浄化を行なっていった。校舎の中で、一番澱んで居たのは、やはりあの男の教室だった。
壁際の観葉植物が後少しで変質するほど、異常に侵されて居た。我の浄化によって、消えて行ったが。
全く。主の置いて行った魔道具は凄いものだ。魔力が殆ど減らず回復が早い。
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