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そう言った我に嬉しそうに頷く緑色のローブの女性。
「うんうん。だよねー。嬉しいなー。ああ、結界は解除しちゃったから、戻って下さい。後始末と、掃除はこいつにやらせとくから大丈夫ですよー」
そう言って我に手を振る緑のローブの女性。
「ふむ。そうなのか?では、甘えるとしよう。急ぎ戻り、準備をしなくてはならぬからな。ではな」
そう言い残して我は、転移した。急ぎ、朝食の用意をして支度を整えなくてはならないからな。昨夜は、カレン殿の部下に任せてしまった。
それ故に、不安に思われておるかもしれぬからな。
我が、戻った後、赤いローブの男は結構騒いだらしいが、緑のローブの女性に、抑えられてしまったらしい。
そして、自分が暴れて壊した街の道を、魔法で修復して綺麗にするまで赦されなかったらしい。勿論、後でマスターからも叱られたと聞いた。
中々に楽しい人間達だった。この時代の人間達は本当に面白いと思った。
後に、学園の生徒会室なるものに、再び生徒の姿で訪問し、道具の返却を行おうとしたのだが、笑顔で戻された。主が学園にいる間は必要であろうとな。
そして、時に、力を貸して欲しいと言われた。まあ、暇つぶしにはなるかなと思えた。
勿論、主には許可を貰ってあるし、学園長にも許可は貰ってる。楽しみだ。
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