聖剣の秘密

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病気なんかは、隔離して寝てろ!って感じだね。看病なんかしない。別の子どもがこっそり看病してるって感じかな。 子ども同士で助け合うって感じだね。そうしなきゃ生き延びられないから。 勝手な子どもは、早死にするんだ。でも、子どもの生まれる数は多い。大人になって、子どもを産んで労力の為に売り飛ばすって感じだね。 生活の裕福な者達は、愛情を少しは掛けて子どもを育てるけど。結局は自分の為に利用する為に子どもを使う。 この国は、本当に子どもの人権が極端に低い国なんだ。 神帝として乗り込んで改革なんてすれば簡単なんだろうけど・・・・・どうなんだろうな。 それって、本当にこの国の国民の為なんだろうか。国民自身が疑問を持って国の改革を願って動かなくてはならないと思うんだ。 だから、俺は意識の改革を少しずつ行ってる。その結果が協力者なんだ。 そんな事を思いながら急ぎ足で歩いて、俺はある屋敷の前で足を止めた。門番は、俺の顔を見て頷いて門を開けてくれた。何度か来てるからね。顔を覚えられてしまったんだ。 勿論、一応札は見せてる。札の偽装は、最大級の罪だから普通はやらないしね。 俺はそのまま中に入って取り次いで貰って、屋敷の主に会う。ほんと。神帝として直接此処に来てる時の方が楽だね。凄く面倒。
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