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俺の言葉に、驚愕の表情をする公爵。
「な!その場に行かれたと?貴方自身で?」
俺は大きく頷いて言った。
「そうです。現地で確認をして回収しました」
俺の言葉に、唖然っとした表情をする公爵。
「な・・・・・・・なんと・・・・・驚いた。貴方の事ですから、嘘はないでしょう・・・・ですが・・・・・・本当にあの場所に行かれて回収されたとは・・・・さすがとしか言えないですね」
俺は肩を竦める。
「そうしなければならないと判断したからです。より強い物が必要と判断しました」
俺達が会話をして居るのを不満そうに、見ていた護衛は公爵に言った。
「公爵様。彼は、何者ですか」
普通は、公爵の会話に割り込んでくるなんて事はあり得ない事なんだが・・・・彼は公爵が非常に信頼して居る人物の1人らしい。
公爵は、苦笑して言った。
「彼は、私が依頼した物を届けてくれたのですよ・・・・・・この品は・・・・魔界にしか無いものなので、非常に危険を伴うのですよ」
「え??魔界????」
護衛は愕然とした表情で俺を見る。
「まさか!こんな若者が魔界へ行って無事に戻って来たと?本気で思ってらっしゃるのですか?!あんな場所!普通は入る事すらままならないよ言うのに!」
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