聖剣の秘密

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さて。どうするか。まあ、やる事は決まってるか。 俺は、周囲を確認して多くの人達が集まってる場所に行った。そこは安くて量が多いと、近隣の住人が多く集まる食堂。 沢山の人でごった返していた。沢山の人の間をすり抜けるようにしながら、俺は次第に気配を薄くして行くと、するりっと裏から抜け出して気配を消したまま移動する。 存在感も何も無く、そこに居るのに居ないという印象を受ける様相だ。深い森の中を移動するときは便利なんだよな。 魔物の目の前を横切ったとしても気がつかれない。匂いも周囲から遮断して居れば気がつかれないんだ。 命懸けで覚えた技だよ。死にたくなかったからね。俺はそのまま移動して地図を確認した場所を急いで巡って魔道具を仕込んだ。 作動時期は、今夜。夜中の0時。あの石はおそらく今夜にも使用されるはずだ。あいつらは慌てて居たからな。 少しでも早く邪神を甦らそうとする筈だ。だって、これだけ周囲に影響が出てる。あと少しだって思う筈だ。 影響は次第に多くの人の命を吸い込み始める筈だからな。そうなれば一気に復活をって事になるんだろうな。 そして、多くの魂を邪神に送り込んで邪神の力を強める。そうすれば狭間からは解放されるだろうね。
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