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俺の言葉に、唸るような声が聞こえた後、邪神が言った。
<<そうか・・・・・俺様も考えるべきだったって事か~あいつがどんどん人間を殺してても、弱っちい奴だし~一杯湧いてくるから、全然大丈夫くらいしか思って無かったんだよね~。
俺様はさ~凄く強いから~人間なんか全然大した事無い~って思ってたのにさ~俺様のお気に入りを倒しちゃってバラバラにしちゃうからさ~キレて暴れちゃったんだよね~。
そしたらさ~神に怒られてさ~こんな所に閉じ込められちゃったんだ~俺様は全然悪く無いのに~ってずっと思ってたんだけどね~。
はあ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・>>
最後に凄い溜息が聞こえた。うん。漸くこっちの言ってる事を理解してくれたんだろうね。
家族や恋人とか妻や子どもとか言ったって、そう言った概念を理解出来ないものにそれの重要性を説明したって理解出来るものではないからね。
少なくともお気に入りの概念は有ったようだから、そこから説明したら理解してくれた。良かったよ。分かってくれてさ。
そう思ってるとルカの声がした。
{マスター。凄い・・・・・・あんなに説明しても理解してくれなかったのに・・・・やっと・・・・やっと・・・・・・理解してくれた・・・・}
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