730人が本棚に入れています
本棚に追加
/274ページ
何だか嬉しそうなルカの声。そうだよね。ルカはこの世界の神様。なんだかんだ言ったって、やっぱ世界の命が大好きでだから神様なんて面倒な仕事もしてるんだもんな。
魂を繋いでいるとそんな情報も伝わって来るんだよね。
嬉しそうなルカの様子に、役に立てたんだなって思ったらちょっと嬉しかった。
そんな事を思ってたら、また邪神から声が聞こえた。
<<ねえねえ。神様!俺様さあ~面白い事思いついちゃった>>
{え?面白い事?}
凄く不安そうに嫌そうな様子をするルカ。うん。俺も嫌な予感しかしないから。
<<ねえ?俺様が此処にいるのってさ~?俺様がまた暴れるんじゃ無いかって~止める為なんだよね~?>>
そう言い始めた邪神は何だかワクワクと言うか、ウキウキと言うか・・・・様子が弾んでいた。
{当然だよね?世界を壊されては困るし。あの時は君は何を言っても聞いてくれなかったでしょ?}
ルカの言葉に、笑い声が聞こえた気がした。多分、向こうで滅茶苦茶笑ってるんじゃ無いかなって気がする。
<<あははは。まあね~聞きたく無かったしね~だって~俺様の言う事を全然聞いてくれなかったじゃん~?だったら俺様も聞かない~って思ってたしね~>>
そう言って楽しそうに笑う様子の邪神に、ルカは不機嫌そうに鼻に皺を寄せる。
最初のコメントを投稿しよう!