魔人王

聖剣の秘密

俺の言葉にルカは嬉しそうにし、そして更に嬉しそうなのは邪神。

<<くくくくく・・・・・・・・。良いね。良いね～。んじゃあさ～今夜１２時に間に合うように城に来ておいてよね～俺様も～こっちに戻れそうだしね～ああ神様～安心してよね～俺様も～暴れる気は全然無いからね～>>

邪神の言葉に不満そうにするルカ。

{本気なの？邪神？随分態度が違うよね}

<<信じてよ～俺様も～こ～んなに面白そうな事が起こってるのに～こっちで１人で大人しくなんて退屈だし～それにね～今夜使われる欠片が最後だからさ～も～暇つぶしも無くなっちゃうでしょ～？つまんないじゃん？>>

邪神の言葉に思わず呆れてしまったのは仕方ないと思う。邪神って、こんな性格だったんだ。

イメージ的には凄く恐ろしそうな感じだけどな。伝承も恐ろしい様子で書いてあったしね。描写の全てが事実だとは思わないけど、ルカの記憶に有る邪神の様相とも今の邪神から感じ取れる雰囲気が合わなすぎる。

元々、楽しければ・・・面白ければ・・・今が良ければ・・・的な所は有ったみたいだけどね。にしても、全然雰囲気が違う。違いすぎて違和感がありすぎるんだよね。

そんな事を思ってると邪神が言った。