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「さっすがだね~あんなめんどくさいもん大人しくさせちゃうんだからね~。
ね~ね~。あんたの国もこのまんまじゃさ~こいつに毒まみれにされちゃうよね~。どうする気なんだ~?」
ニヤアアアアアア・・・・・・・っと見るものが、おぞましさと恐怖を感じそうな笑みを浮かべて言うシヴァリース。
男は引きつった表情で怒鳴る。
「こ・・・・・こいつは、我が飼いならしたヒュドラだ!本来なら、我の言う事を守る筈だ!貴様らのせいで我の言う事が理解出来なくなってるんだ!
全ては、貴様らのせいだ!責任を取れ!貴様らがどうにかして我の言う事を聞かせろ!」
縛られてぶら下げられてるくせに、偉そうに命令してくる男にシヴァリースは、嫌そうな表情をする。
「え~!めんどくさ~!そいつが言う事を聞かないのは、俺様のせいだけどさ~。俺様の邪気に感化されてんだろうね~。でもさ~影響を受けてないお前も変わってるよね~」
シヴァリースの言葉に、彼を睨みつけて男は言った。
「ふん!我は貴様の力を奪って我が物として、世界を手に入れる筈だったのだ!訳の分からない契約などを我を差し置いて貴様は行ってしまうし。どうなっておるのだ!
全ては貴様を下僕などにした侵入者共が、悪いのではないのか!貴様も何故、あんな奴らに従うのだ!我こそが貴様の力を行使するにふさわしいと言うのに!」
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