邪神降臨

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ルカとシヴァリースの会話を苦笑して聞いて居ると、いつの間にかヒュドラの光が治まってしまって居た。 光が消えると、ヒュドラは少しいくつもの首をフルフルと振ったり、上下させたりして居たけど、少しして中央の首だけを残して後は身体にくっつけるように下げて大人しくなった。 そして一本残った首を伸ばして俺の方に向けると、口元を吊り上げるようにして目を細める。 そのまま俺に頭の頂点を向ける。 「ん?撫でろって・・・・・・事?」 そう思って、宙に浮かんだままそっと手を伸ばしてヒュドラに触れた。何とも滑らかなヒュドラの肌に不思議な感覚を受けた瞬間だった。 俺の身体にヒュドラの魔力が流れて来て、俺の魔力が無理矢理吸われた。 「え?は?」 慌てて手を離してヒュドラを見ると、ヒュドラは嬉しそうに身体を震わせて光に包まれて居た。 シヴァリースは、空中に浮かんだまま男をぶら下げたまま、滅茶苦茶楽しそうに爆笑してる。 その様子に、頭を抑えるルカ。 「あーあ。契約しちゃったんだねー。全くもー。仕方ないなー」 呆れたと言った様子で言うルカに、俺は驚きの声を上げてしまった。 「え?契約?マジか?何で?契約なんかしたんだ?良いことなんて無いだろ?」
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