邪神降臨

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男の言葉に、呆れたと言った様子のルカと俺。それに対して楽しそうに笑い出したのはシヴァリース。 「くくくくく・・・・・・・・。それは、中々に魅力的な提案だよね~。そう言った事も楽しそうではあるよね~」 そう言って、恐ろしげな表情で微笑むシヴァリースの表情は、やっぱり邪神の表情だった。 「そうであろう!さあ!出来るであろう!くだらない契約など、切ってしまえ!」 得意そうな表情で言う男に、満面の笑顔を向けるシヴァリース。その笑顔は、見る者を恐怖に凍りつかせるような様相が有った。 強張り固まった男に笑いながら、満面の笑顔なんだが・・・・・恐ろしさを感じる笑顔でシヴァリースは言った。 「でもさ~残念だったよね~俺様さあ~面白い奴を見つけちゃったからさあ~そいつと契約する事以外は無いなあ~って感じちゃったんだよね~」 そう言って、本当に楽しそうに唇を釣り上げるようにしてにいいいい・・・・っと笑うシヴァリース。 何だか、背筋が冷たくなる気がしたのは、仕方が無いと思うんだ。 「何を言ってる!我と一緒に世界を手に入れるのが一番に決まってるではないか!そんなガキが世界を手に入れられるものか!お前が邪神なのだったら、世界を手に入れる事だって邪神のお前なら簡単なんじゃないのか!」
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