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気がつけば俺は真っ白な空間に、一人で立って居た。周囲には、気配一つない場所。
「あれ?カレン?」
思わず声を出すと、誰かが答えた。
「ゴメンね。彼女には、ちょっと席を外して貰ったんだ。彼女には此処の空気はちょっと辛いと思うからね」
そう声がして、気がつけば俺の目の前に男の子が一人立って居た。俺は瞬時に緊張して警戒すると、一瞬でそこから飛び退って離れた。
俺の反応に、嬉しそうに微笑んで男の子が言った。
「おー!良い反応するねえ。さすがだね。マーク君は」
そう言ってニコニコと笑顔を見せる男の子に、俺は真剣な表情で言った。
「貴方は・・・・・・・一体?」
「ふふふふ・・・・・・。僕?僕はね。君達の言うところの神様って存在だよ」
「え?」
あれ?俺は・・・・使い魔召喚で此処に居るはずなんだけど?え?神様?え?俺が呼び出したって事?え?まさか?
俺が絶賛困惑して居ると、楽しそうに笑いながらその神様が言った。
「ふふふふ・・・・・・。予想通りの反応を返してくれてありがとう。そうだね。説明を先ずはしようか?そこに座って貰えるかな?」
そう言って、その神様が示した先にはいつの間にかソファとテーブルが有った。
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