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「あー。大丈夫ー。試練とかってそんな面倒なの無いよー。此処まで来れる事が試練みたいなもんだしー。そもそもーこの部屋に来れたって事がーすごい事なんだよー?」
そう言って、紅茶を飲み干すとカップを置いて俺を見つめる神様。
凄く嬉しそうに言った。
「さてと。先ずは、契約を済ませてしまおうかねー。どーせだからー、一緒の契約にしちゃうー?」
俺は驚愕の表情になる。
「え?一緒の契約って・・・・え?まさか!」
「うんー。魂の契約だよー。あー。問題は無いよー。だってさー君って既に人間じゃ無いしー。半分ねー。だからー僕と契約してー完全にー人間からー離れるかなー。
半神半魔って感じー?でもー心はー人間だもんねー。
だからー魔人王なんだよー?知ってるー?全部を繋ぐのー。それが君の役目ー」
その言葉に、俺は目を見開く。俺は・・・・・あの、伝承の魔人王になる事を決められてた?そういう事?だから、俺は呼ばれた?此処に?
深呼吸をしてから、俺は残った紅茶を飲み干して、カップを置いた。そしてもう一度ゆっくり深呼吸をした。
少し目を閉じてから、俺はもう一度ゆっくりと目を開けて神様を見た。
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