魔武器と召喚

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暫くその痛みに耐えて居ると、突然楽になった。それまで、立ったまま硬直してその痛みの耐えていたのだが、俺はそのままへたり込んでしまった。 全身に汗が吹き出し滴り落ちる。 「は、は、は、はあ・・・・・・・」 荒い息をつきながら漸く、呼吸を整えていく。全身が軽く震えている。暫く呼吸を整えるのに、費やする。そして、漸く落ち着いて来たので契約で手に入れた内容を確認して行く。 色々驚く内容も有ったけど、何とか整理をつけると言った。 「力については、落ち着いてからゆっくりと検証して確認しますが、その時に教えて貰えますか?」 そう言って立ち上がった俺に、神様は笑顔で言った。 「当然だよー?マーク君の為だもんねー。それにー間違った使い方されるとさー修正が大変なんだよねー。僕の仕事が増えちゃうもんねー。そうならないようにーちゃんと教えるよー? あとねー。僕に名前つけてー?そうしないとー降りた時に不便でしょー?今迄ー神様ーで良かったんだよねー。だから無かったんだー」 「え?名前?」 「うん。そーだよー!名前ー。つけて?」 凄く嬉しそうに首を傾げてこちらを見る神様の様子に、俺は考える。変な名前なんてつけられないからなあ。どうしよう・・・・・・・。
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