魔武器と召喚

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カレンって、結構スパルタなんだよねえ。俺・・・・・良く生きてたと思うよ。 俺の言葉に、少し沈黙した後、死神は言った。 「良シ。分カッタ。認メヨウ。本来ナレバ、双方ノ魂ヲ持ッテ鎮メル事ニナルガ、今回ハ事情ガ事情デアル。内容ヲ鑑ミテ認メルモノトスル」 そう言って立ち上がろうとして、よろめく死神は鎌で自分を支えて無理矢理立ち上がる。 あれ・・・・・・足が痺れた?突いたら怒るかな・・・・・。 ヨタヨタとしながら、なんとか歩いて動きを止めたままのキメラに鎌を振るう。何の抵抗も無くスルリと鎌は通り抜ける。そして、未だ懸命に逃げようともがいて居た貴族の生徒にも鎌は振り下ろされる。 鎌が触れた瞬間に貴族の生徒は動きを止めた。全てを終えて、死神はこちらに振り返って頭を下げると召喚陣の中に沈んで姿を消した。 それと同時にドスン・・・・・・っと、キメラは地面に倒れて完全に沈黙した。 死神の鎌は、魂だけを回収して行ったのだ。 俺は溜息をついて、俺の横で呆然としている生徒に言った。 「とにかく、契約を済ませて。君の事をずっと待って居たんだからね」 そう言って召喚陣の直ぐ傍でじっと佇んで待ってる魔樹を示す。生徒は驚いた表情で俺を見る。
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