魔武器と召喚

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「え?契約・・・・・出来るの?」 俺は頷いて言った。 「本当なら、あの貴族と一緒に死神の鎌によって魂を狩られてしまっていたのでしょうが、事情が事情です。死神にも了承を得られましたからね。 でも、罰は有ります。仕方ありませんよね?本来ならば、死んでいたのですから。それよりはマシなはずです。 さあ。早く契約して下さい。いい加減、結界を解きたいんですよね」 俺の言葉に、思い出したようにフレッドが言った。 「あ!そういや、そうだ!お前、結界を維持したままあんな事をやってたのか?!」 あんな事って・・・・・ああ。そっか。魔樹を解放したっけ。 「あれは、ルカの力も有るんですよ。とにかく、急いで下さい」 俺の言葉に、慌てて立ち上がって魔樹に近寄って契約をする生徒は嬉しそうだった。 契約を終わらせて戻ってきた生徒に、俺は言った。 「では。覚悟して下さいね」 そう言って、ぽん!っとその生徒の肩を叩くと同時に一気に魔力を吸い上げる。生徒は瞬間に意識を失って倒れてしまった。 魔樹はとうに向こうに戻ってしまっていたから、大丈夫。
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