魔術学校

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ふと時計を見るとすでに8時30分。 寮の1階にある食堂の朝食の時間が6時から9時。 残り30分? 「・・・・・・やばい」 あわてて生徒用のローブを羽織り、ノートと筆記用具の入った筆箱を持ち部屋をでる。 食堂に着くともうほとんどの生徒が食べ終わっており、数少ない生徒も食器の中はもうなくなっている。 リョウタは窓際の席に陣取り、外を眺めていた。 先に食べればいいのに・・・ リョウタの前にはトレーに乗った朝食が手付かずの状態で置いてあった。 その隣には俺の分も。 「悪い、遅くなった。」 隣に座ると相変わらずの笑顔を向けてくる。 「大丈夫。早く食べよ。」 「別に先に食べててもいいんだぜ?食堂の料理長、9時過ぎたらいくら残ってても追い出しやがるから。」 ため息混じりにパンをほおばる。 「んで、今日の予定は?」 ・・・・・・スルーかよ!
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