461人が本棚に入れています
本棚に追加
/194ページ
車の中 雷がひどく、私は奇声をあげてしまった。
「大丈夫ですよっ!」
赤信号で停まると王子が心配して顔を覗き込む。
「松田先生…やっぱり苦手かも雷…。」
「姫っ!ファミレスで、夕飯食べましょうか?ドリンクバーのチケットが、ほれっ、沢山じゃあ!!」とチケットの束を見せておどけてみせた。
「一人じゃ怖いから…良かった…。」小さな声が返ってきた。
そして車を駐車場に停め、足早にファミレスへ入った。
最初のコメントを投稿しよう!