15人が本棚に入れています
本棚に追加
この春俺は3年になった
そしてテニス部の最高学年となった
肇「いよいよやな…俺らも引退が迫っているんやな」
校庭の桜の木の下で横になって
そう呟くと続々と人が集まってきた
「こんなところに居た~」
「なにしてるん?日向ぼっこ?」
「肇センパイ…カッコつけすぎ!桜似合いすぎやし…」
上半身だけ起こしてふっと笑った
肇「桜の似合う女ってええやろ?」
漣「肇の場合はある意味男みたいやん。髪型とい性格とい…」
「肇せんぱーい」
「男前やで!」
肇「つか、なんや。この学校には女の子らしい子が少ないって」
漣「いや、俺に言われてもなぁ。」
肇は立ち上がりジャージを持ちふっと笑い空をみた
肇「さぁーまた長い夏がきたで…みな心していこに。そして、3連覇を成し遂げる!」
肇が歩き出しレギュラー陣はその後ろをついて行き、コートへと向かった
そして、夏に向けての
長い時期(とき)の幕開けだった
.
最初のコメントを投稿しよう!