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「固まってどうしたの?ひょっとして俺にみとれちゃった?」
彼は髪色に負けない太陽のような笑顔をする。
あたしは顔を赤らめる。
なんで分かるの?
「あれ、図星?」
彼は首を傾げる。
太陽のようにキラキラ輝く髪が揺れた。
ヤバい綺麗すぎて鼻血出そう。
「大丈夫?気分悪い?」
いつの間にか真ん前にある綺麗な顔。
鼻血が出ないように顔を抑えただけなのに。
心配しているのは分かるけど
「顔赤いし熱でも…」
まだしゃべりは終わってない。しかし、あたしは構わず胸板に思いっきりつつっぱりをした。
これ以上この人の近くにいたら呼吸困難になる。
それにあたしは早く入学式に行かなければ!
腕時計をチェックする。
9:00
遅刻決定だーーー!
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