3人が本棚に入れています
本棚に追加
『永尾陽輝(ながおはるき)…いないのか永田紫乃』
「はい!」
入っていきなり名前呼びとは。
思わず反射的に返事してしまったけど。
たくさんの人から視線を注がれる。
だってまだあたし入ったばかりで入り口で返事したから。
ああ~やっぱり朝稽古は辞めとけばよかった。
「さ、最悪」
入学式が終わったあとあたしはうなだれていた。
帰り際、パンダ並みの観賞されている。
嫌な意味で目立ちゃったよ。
遅刻はするし大勢の前で恥かくし穴があったら入りたいよ。
「さっきはすごかったね~遅刻したん?」
また後ろから声が聞こえた。
今度は低い声じゃなくて高くて綺麗な声。
.
最初のコメントを投稿しよう!