第一章~剣道少女~

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『永尾陽輝(ながおはるき)…いないのか永田紫乃』 「はい!」 入っていきなり名前呼びとは。 思わず反射的に返事してしまったけど。 たくさんの人から視線を注がれる。 だってまだあたし入ったばかりで入り口で返事したから。 ああ~やっぱり朝稽古は辞めとけばよかった。 「さ、最悪」 入学式が終わったあとあたしはうなだれていた。 帰り際、パンダ並みの観賞されている。 嫌な意味で目立ちゃったよ。 遅刻はするし大勢の前で恥かくし穴があったら入りたいよ。 「さっきはすごかったね~遅刻したん?」 また後ろから声が聞こえた。 今度は低い声じゃなくて高くて綺麗な声。 .
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