序章

3/3
前へ
/13ページ
次へ
彼女は言った にこやかに 「今度、お引っ越しするんだって」 小学3年生に上がる 1ヶ月前だった 俺は泣いた 彼女の前で そんな俺を彼女はやっぱり慰めてくれた よく見てみたら 彼女も目に涙をためて 今にも泣きそうにして それでも我慢して慰めて 彼女は言った 「大丈夫、ずっと一緒にいるって約束したじゃない。絶対かえってくるから、これも約束ね」 そうして彼女とキスをした そうして それから7年半経って 俺は高校生として未だ彼女を待ち続けている
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加