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それもそうだと思いながら、グラスを受け取る。
「いける口だよな。たしか」
「ええ、嗜むぐらいは」
「じゃあ二次会は付き合え」
意外だった五十嵐自ら二次会に行きたいなどこの二年間皆無であったから。
「……、喜んで」
宴会が終わりに近づくと、二次会はどうするという話になる。
一次会でほぼ酒豪が振り切る形となった五十嵐レースもまだキス魔を諦めきれない何人かを連れて二次会へと進むという話になった。
五十嵐はあれだけ沢山の酌をされたにも関わらず顔色一つ変えることなく、最後の乾杯を終える。
「二次会は○スナックで~すいく人~」
誰かが叫んでその方向に行くものだけが集まる。
「いいっすね五十嵐二尉もいくっすか?」
「今日は無礼講だからな」
若干機嫌がいいのを除いてそう代わり映えのしない五十嵐もついて来る。
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