秘蜜警察 坂堂輝

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「誰? あなたは誰なの?」 坂堂輝が忍び込んだ家には、 出かけたはずの美人妻がいた! 坂堂輝! ピンチ! だが、少しも慌てず、 堂々と、 「すみません、奥さん、 ご主人に頼まれまして、 代わりに私が、書類等を 取りに参りました!」 「何故? 鍵かけて出かけたはず……。」 「呼び鈴を押しましたが、 お留守のようでした……。 火急の書類ですので、 合鍵を預かって参りました……。」 「あら、本当……。」 「奥さん……、 貴女はとてもお美しい……。」 坂堂輝は、 中世の騎士がお姫様にするように、 美人妻の手を取り、 そっと口づけをしたら、 美人妻は、まんざらでもない様子……。 この男、 仕事と、 美女との恋も、 同時にこなしてしまう、 タフなヤツ! 美人妻が、 「あれ……。」 と、急によろけて、 坂堂輝の腕の中に抱き抱えられる。 「あの……そこの部屋は、 寝室ですの……。 お手数ですが……横になりたいので……。」 美人妻が、しがみつく。 頬が赤く高潮している。
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